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今日は、子宮筋腫の患者さんの、子宮摘出術でした。
この手術は、とても気を使います。というのも、40歳代、50歳代という、若い患者さんがあたるからです。
はっきり言って、40歳というのは、医療の世界では、若者です!ピチピチです
そんなピチピチの患者さんのお腹をきらせていただくのでございます。
さて、輸血用の点滴を入れる時間がやってまいりました。
ばんそうこう、針等々を準備します。
右手に針を持ちます。
そして、針を刺したぁ!!!
血がかえってこない!!!
失敗だぁ
先輩にいれてもらいました
さて、気をとりなおして。今日はプロポフォールというお薬で寝てもらいます。機械にセットして、お薬を入れて、注射開始!
マスキュラックスという、筋弛緩薬をいれます。筋肉をやわらかくするお薬です。
さて、筋肉がやわらかくなるということは、呼吸の筋肉も柔らかくなるということです。
ここで、呼吸がとまります。もちろん呼吸がとまったままでは患者さんが死んでしまいます。
ここで、人工呼吸器の登場!酸素をいれて、バックをもんで、患者さんが死なないように頑張ります。
のどに呼吸用のチューブをいれて、準備完了!
手術がはじまりました。
産婦人科のせんせい「メス」
看護師さん「はい」
手術がすすんでいきます。
ここで、患者さんが………
動いた
産婦人科の先生「患者さんがバッキングしているぞ!マスキュラックスを追加しろ」
私「はいぃぃぃぃぃぃ」
こんなことが3回もありました。長くて1時間もつ薬が、20分で切れてしまいました……因みに、普通はありませんです、はい。
今日の患者さんは、特別薬が効きにくかったらしく、手術が終わってからも、いたいとおっしゃってました
主治医の先生、お薬の追加お願いしますね。