春生まれの医者「はる」による、一人前の医者になるために闘い、持病のうつと闘う。そんな日々。
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最近はぐちばかりですみませんm(__)m寝れないと、つらいと、吐き出すのがここなので。
今日は考えさせられる出来事をひとつ。
検査入院の患者さんがあたりました。基本的に検査入院の方は皆さん元気なので、こっちもちゃっちゃと仕事終わらせよ~というのりで出てしまいます。
今回もそんな感じでカルテを見ていたら、ガン、という文字が見えました。幸い転位する確率も少ないし、年齢によっては手術をしないでおこう!という安全な(?)ガンなので、この人もさくっと終わらせて昼寝しよう(前の晩1時間しか寝れなかったから)と思って行きました。
問診にはいり、ガンの話になって、私が、
「大丈夫ですよ♪」
と軽く答えたら、患者さんが、突然うつむいてしまわれました。
この人は今精神的にヤバイ。きちんと対応しないと危ない。とっさに、というよりも、誰が見ても明らかに、精神的に参ってる、そう感じました。
私が勉強した大学には幸いにも心療内科という教科があり、ビデオ訓練もやってました。学生の頃の知識、先生から言われた言葉、自分の動き、くせで患者さんにプラスに働きかけるしぐさを思い出しながら、患者さんの話を待ちました。
ガンがあるのに、手術の予定が決まってない、患者さんから告げられました。学生の時に、その先生の外来に着いたことがあるので、あぁ、この人も、きっとはっきりとガンと宣告されて、
「きちんと治します。一緒に戦いましょう!」
と言われたらんだろうな、と思いました。と同時に、
「今手術が込みあってるんで、待ってもらわなきゃなりません」
と言われたんだろうな、
手術第一で、ホルモン治療の話はしてないんだろうな、と思いました。
こういう時に効く言葉は
「大丈夫です」
患者が病院に求めているのは、ホテルのようなサービスでも、高度な医療技術でもありません。
安心です。
病気は告知しなければならない、そのためには事実を伝えなくてはならない。だから、大丈夫かわからない時は大丈夫と言ってはだめ、こう教えられました。でも、大丈夫って言わなきゃいけない人には、言わないと。大丈夫じゃなかった時に訴えられるって、そんな後のことは知ったこっちゃありません!
しばらく患者さんの話しを聞いて、なんとか落ち着いていただけました。患者さんの話を聞くことがいいんです。
心臓の検査も滞りなく終わり、近々退院されます。
検査入院の患者さんには、名前を覚えてもらえない場合が多いのですが、この患者さんには、握手までしてもらいました。きっと一生忘れないでしょう。
元気に長生きしてほしいです。
今日のメモ。
人に説明する、というのもひとつの技術です。他の人のムンテラを聞いて、自分でもやってみて、患者さんのタイプでも話し方をかえてみて、一番しっくりくる方法を分析したいです。
私は「癒し系」
へこたれてる人には話しが通じやすいです。(今回の例)周りの研修医からのお墨付きです。利点は患者さんに近づきやすい。欠点は頼りなく感じる。
苦手なタイプの患者さんは、オレサマ系や、分析系。
オレサマ系の場合、こっちにもある程度威厳がないと話を聞いてもらえない場合が多いため、癒し系は不利。年齢をもっと重ねないと攻略は不可!場合によっては性転換しないとムダ。こっちを極めるのは後回し(´Д`)
分析系の場合は、私がどもりやすい+知識が少ないので、きちんと説明できない。これは同じ説明を回数を重ねていけば大丈夫。うん、まずはこっちから克服だ!
えと、それから、
「なんで私が他科のフォローせにゃならんのじゃ!寝たい…」
とちょっとだけ、本当にちょっとだけ思ったのは秘密で(笑)
某教授はオペの腕は超一級なんだけど、説明が直球すぎ!
と思ったのも忘れて下さいまし。
医療スタッフも助け合い、誰かがフォローしたらうまくいく!っつーことで。
今日は考えさせられる出来事をひとつ。
検査入院の患者さんがあたりました。基本的に検査入院の方は皆さん元気なので、こっちもちゃっちゃと仕事終わらせよ~というのりで出てしまいます。
今回もそんな感じでカルテを見ていたら、ガン、という文字が見えました。幸い転位する確率も少ないし、年齢によっては手術をしないでおこう!という安全な(?)ガンなので、この人もさくっと終わらせて昼寝しよう(前の晩1時間しか寝れなかったから)と思って行きました。
問診にはいり、ガンの話になって、私が、
「大丈夫ですよ♪」
と軽く答えたら、患者さんが、突然うつむいてしまわれました。
この人は今精神的にヤバイ。きちんと対応しないと危ない。とっさに、というよりも、誰が見ても明らかに、精神的に参ってる、そう感じました。
私が勉強した大学には幸いにも心療内科という教科があり、ビデオ訓練もやってました。学生の頃の知識、先生から言われた言葉、自分の動き、くせで患者さんにプラスに働きかけるしぐさを思い出しながら、患者さんの話を待ちました。
ガンがあるのに、手術の予定が決まってない、患者さんから告げられました。学生の時に、その先生の外来に着いたことがあるので、あぁ、この人も、きっとはっきりとガンと宣告されて、
「きちんと治します。一緒に戦いましょう!」
と言われたらんだろうな、と思いました。と同時に、
「今手術が込みあってるんで、待ってもらわなきゃなりません」
と言われたんだろうな、
手術第一で、ホルモン治療の話はしてないんだろうな、と思いました。
こういう時に効く言葉は
「大丈夫です」
患者が病院に求めているのは、ホテルのようなサービスでも、高度な医療技術でもありません。
安心です。
病気は告知しなければならない、そのためには事実を伝えなくてはならない。だから、大丈夫かわからない時は大丈夫と言ってはだめ、こう教えられました。でも、大丈夫って言わなきゃいけない人には、言わないと。大丈夫じゃなかった時に訴えられるって、そんな後のことは知ったこっちゃありません!
しばらく患者さんの話しを聞いて、なんとか落ち着いていただけました。患者さんの話を聞くことがいいんです。
心臓の検査も滞りなく終わり、近々退院されます。
検査入院の患者さんには、名前を覚えてもらえない場合が多いのですが、この患者さんには、握手までしてもらいました。きっと一生忘れないでしょう。
元気に長生きしてほしいです。
今日のメモ。
人に説明する、というのもひとつの技術です。他の人のムンテラを聞いて、自分でもやってみて、患者さんのタイプでも話し方をかえてみて、一番しっくりくる方法を分析したいです。
私は「癒し系」
へこたれてる人には話しが通じやすいです。(今回の例)周りの研修医からのお墨付きです。利点は患者さんに近づきやすい。欠点は頼りなく感じる。
苦手なタイプの患者さんは、オレサマ系や、分析系。
オレサマ系の場合、こっちにもある程度威厳がないと話を聞いてもらえない場合が多いため、癒し系は不利。年齢をもっと重ねないと攻略は不可!場合によっては性転換しないとムダ。こっちを極めるのは後回し(´Д`)
分析系の場合は、私がどもりやすい+知識が少ないので、きちんと説明できない。これは同じ説明を回数を重ねていけば大丈夫。うん、まずはこっちから克服だ!
えと、それから、
「なんで私が他科のフォローせにゃならんのじゃ!寝たい…」
とちょっとだけ、本当にちょっとだけ思ったのは秘密で(笑)
某教授はオペの腕は超一級なんだけど、説明が直球すぎ!
と思ったのも忘れて下さいまし。
医療スタッフも助け合い、誰かがフォローしたらうまくいく!っつーことで。
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